【ワシントン=坂本一之】米国防総省は8日、米英豪国防相による共同声明を発表し、3カ国の安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」の第2の柱である先端技術開発で、「日本との協力を検討している」と表明した。日米両首脳は10日、米ワシントンで会談を開き、AUKUSにおける協力を打ち出す方針。 カービー米大統領補佐官は8日、日米同盟が「平和と繁栄のための力」であることが首脳会談で示されると説明した。 共同声明は、AUKUSでの先端技術協力に関し「同志国の参加は先進的な軍事能力の強化につながる」と指摘。日本との協力を検討する理由に関し、「日本の強みを認識している」と述べ、米英豪それぞれと日本が「緊密な二国間の防衛協力関係」にあることを挙げた。 具体的な技術分野は言及していないが、人工知能(AI)や対潜水艦戦能力、サイバー、極超音速兵器などが想定されている。 米英豪は、新たな国との協力の検討基準について