上越妙高、糸魚川の新潟県内2駅は開業直後、多くの人出でにぎわったものの、利用者数は他県の主要駅に大差をつけられている。JRから並行在来線の経営を引き継いだ第3セクター「えちごトキめき鉄道」(上越市)では運行上のミスが続いており、今後の課題や改善点が浮き彫りになった。 ◆素通り、現実に 長野駅7000人、上越妙高駅2300人――。JR東日本が18日発表した、開業日の14日から休み明けの16日までの1日当たりの平均利用者数で、上越妙高駅は最速型「かがやき」が停車する長野駅の3分の1にとどまった。 JR西日本は団体利用客を除いた利用者数を発表したが、同じく「かがやき」が止まる金沢駅は9800人、富山駅は4700人と多かったものの、糸魚川駅は1けた少ない600人だった。 糸魚川駅を1日ごとに見ると、14日は停車本数などがほぼ同条件の黒部宇奈月温泉駅(富山県)と同じ800人だったが、15日は下回り、