経済アナリスト、獨協大学経済学部教授。1957年東京生まれ。東京大学経済学部卒業。2003年には『年収300万円時代を生き抜く経済学』(光文社)で年収300万円時代を予見。「うちは母子家庭だった」という長男康平氏との共著『親子ゼニ問答』がジワる面白さで話題。 森永 そうそう、父親が毎日新聞の記者で、小学1年の時はボストン赴任だったんです。そのあと小4でウィーンね。ドイツ語が話せないし、ヨーロッパは黄色人種に対する差別もあって、引きこもりになっちゃって。そしたら父親が、かわいそうだって言って、ミニカーを買ってくれたのが始まり。ところが、やっとドイツ語にも慣れてホッとしてきた頃、テレックスがブブブ~ッて流れて来て、「次はジュネーブへ。現地はフランス語です」って書いてある。もう、あの時は暴れそうになりました(笑)。 結局、帰国する頃には、ミニカーは1000台に。今は3万台です。 *幼少期の西洋暮