「プーチン大統領の戦略的な敗北へと向かっている」と筆者 物量で勝るはずのロシアがウクライナとの戦闘で直面した4つの誤算 ハード面では優位も、情報戦で敗北。それでも残る懸念 停戦交渉について 現在、ウクライナとロシアの間で停戦交渉が継続しており、双方が出した条件を持ち帰って検討し、現在協議が再開されようとしている状況にある。 しかし、考えても見てほしい。この停戦交渉については、そもそも一方的に武力で侵略を始めたロシアが、すでに首都キエフ近郊まで部隊を展開させてミサイルなどの照準をウクライナ大統領府に定め、「核戦力の安全装置を外した形で行われている」という時点で、公平性は全くないものだ。 しかもロシア側は、(プーチン大統領が打倒を目論んでの侵攻であったと見られる)ゼレンスキー政権にとってはとても吞めない条件を突き付け、前述のような戦況を背景に譲歩する可能性はゼロに等しい。 これでは交渉にならな
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