ロシア軍はウクライナで予想外の苦戦を強いられているようだ。プーチン大統領が改革を進めたロシア軍の実力について広く共有された想定を見直す必要性が生じている。 1990年代のチェチェン紛争や2008年のグルジア(現ジョージア)紛争ではロシア軍の能力不足が露呈。プーチン大統領は徴兵制を基本とする軍の改革に10年余りを費やしてきたが、冷戦終結を経て起きた大規模な戦争でその実力が今初めて試されている。 ウクライナに侵攻したロシア軍は一部で動きが取れず、主要都市も制圧できていない。結論を導き出すには時期尚早でデータもあまりにも少ないが、高度な装備がウクライナでまだ使用されていないことなど疑問は多い。 ロシアがなぜ空軍力を控えめにしか行使せず、ウクライナが制空権を維持し自国の戦闘機が引き続き飛行できているのか、多くの軍事専門家は困惑している。ロシアはSU34など戦闘爆撃機に搭載される精密誘導兵器の使用に
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