24日午後8時5分ごろ、鹿児島県の桜島で爆発的噴火が発生し、大きな噴石が火口から2・5キロまで飛散した。気象庁は同50分、噴火警報を発表し、噴火警戒レベルを現状のレベル3(入山規制)から最大のレベル5(避難)に引き上げた。桜島にレベル5が適用されるのは初めて。全国では平成27年に鹿児島県の口永良部島に出されて以来、2例目。 鹿児島市は同日、桜島の火口から半径3キロ以内の有村町と古里町の33世帯51人に避難指示を出した。 県警によると、人的被害は確認されていない。 気象庁は南岳山頂火口や昭和火口からおよそ2キロの範囲で火砕流が起きる可能性があり、およそ3キロ以内の居住地域では大きな噴石が飛散する可能性があるとして、避難するなどの厳重な警戒を呼びかけている。 桜島の噴火は今年で8回目で、17日には今年7回目の噴火が起きていた。大きな噴石が火口から2キロの範囲を超えて飛散したのは、令和2年6月4