和歌山県田辺市が職員の腰痛対策などのため事務椅子代わりに導入したバランスボールについて、使用する職員ら32人中、過半数の19人が、姿勢改善や腰痛改善などの効果を感じていたことが、市職員共済会のアンケートで明らかになった。市は昨年2月から、自費購入すれば全職員の使用を認めており、共済会の担当者は「一定の効果があることが分かった」としている。 バランスボールは、空気を入れて使用する球形の器具。共済会は昨年、希望する職員ら68人の注文を受けて計70個を調達。同年10月、購入した68人にアンケートを実施し、効果などを調査した。 アンケートでは、68人中32人が職場で使用していると回答。32人に効果を聞いたところ、19人が姿勢改善や腰痛改善、体幹強化などに効果があると答えた。今後も職場で使うかを聞いた質問では、20人が使用すると回答した。 一方、市総務課がバランスボールの使用状況を調べたところ、昨年