リビア内乱を受けて原油価格がNYWTI先物価格で1バーレル100ドル前後の高値を付け続けています。 けれども、21世紀で原油価格が高値水準で高止まることは、信じられないことかもしれませんが、21世紀の世界経済全体にとっては実は「とてもとても好ましいこと」なのです。 バーナンキが11月3日に発動した量的金融緩和第二弾(「QE2」)は、その直後から、資源コモディティー分野などで「バーナンキ・バブル」「バーナンキ・インフレ」を形作りました。 この「バーナンキ・バブル」は、今回のリビア内乱を受けて、今まさに新しくステージへと登り、今まさに「新エネルギー・ブーム」を形作ろうとしています。 以下、この「新エネルギー・ブーム」の始まりと言う、「新しい変化の中身」を眺めてゆきましょう。 【昨今の情勢】 12月にチュニジア革命が始まり、チュニジア革命は1月にはエジプトに飛び火しました。2月に入ってから、民主