自民党新潟5区支部に出馬を打診され、記者団の取材に応じる泉田氏(左端)=新潟件加茂市で2017年9月2日、柳沢亮撮影 長島忠美衆院議員の死去に伴う衆院新潟5区補欠選挙(10月22日投開票予定)の候補者選定を巡り、自民党の新潟5区支部から出馬要請を受けた泉田裕彦前知事(54)は2日、明言を避けつつも、中越地震前後の長島氏とのやりとりを挙げ、「因縁を感じる」とも述べ、出馬に前向きな姿勢を示した。知事時代、東京電力柏崎刈羽原発の再稼働に慎重姿勢を示し、県政運営を巡っても自民党と対立してきたことから、どのようにこの「壁」を乗り越えるのか、泉田氏の判断が注目される。【柳沢亮】 この日、泉田氏の自宅を訪れたのは、支部で選考委員長を務める皆川雄二県議ら。30分以上の面会を終えた後、泉田氏が記者団の取材に応じた。