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ブックマーク / wnyan.jp (34)

  • ロシアがインターネット遮断、できるの? | 無線にゃん

    ロシアが近々、インターネットを完全に遮断するというニュースがありました。そんなこと当に可能なんでしょうか。 結論から言うと、理屈上は可能です。が、条件付きで抜け穴は作れます。 インターネットが相互に通信できている核となっている技術は、ルートDNSサーバの存在と、経路広報の仕組みです。 ルートDNSは世界に13個ぐらいしかない、最大の権威を持つDNSサーバで、事実上すべてのドメイン名の解決の「根っこ」になっています。近隣の権威サーバでたいていは事足りますが、国をまたぐようなドメイン名の解決ではまれにこのルートDNSが解決の役を果たすことになります。逆に言うと、最後の最後にはルートDNSが大岡裁きをしてくれることがインターネット上の他のDNSサーバの権威を支えているということです。 ではロシアはそのルートDNSへのアクセスまでも遮断してしまって通信は成り立つのか? という疑問については、成り

    isrc
    isrc 2022/03/08
    理屈上は可能です。が、条件付きで抜け穴は作れます。実際に2019年末にそれらしい演習をやったらしいですね。詳しくはわかりませんが。演習の成果を出せる、とウキウキしている技術者がいっぱいいそうです。
  • ニュースコメント[5G商用化に向けた現状と課題は?ドコモの5G推進室 室長 中村氏が語る] | 無線にゃん

    5G商用化に向けた現状と課題は?ドコモの5G推進室 室長 中村氏が語る 以前に私が5Gは技術フラグメンテーションが深刻になると主張したのと同じことをおっしゃっていますね。そうなんです。各社がガラクタ(あえてのガラクタ表現)を寄せ集めて5G的なことを実現しようとデモをしまくったその結果を強引に3GPPに持ち込み、3GPPではどの技術がより適しているかの慎重な議論を避けて全部オプションとして入れましょう的なことをやってる。3GPPって以前はこんなにひどい機関じゃなかったんだけどなあ。特に技術フラグメンテーションに関しては極めて慎重で、その気になればどっちの実装でもいいと思うんだけど、というような案件でも、時間をかけてしっかりと整理し、誰もが準拠したデバイスを作りやすい方式にしっかりと絞り込んでいったものです。5Gに関しては、とにかくひどい。実用化時期ありきで議論が進んでいる(むしろ議論をせずに

    isrc
    isrc 2018/03/06
    5Gに関しては、とにかくひどい。実用化時期ありきで議論をせずに進めている。中国ベンダの発言力がものすごく大きくなってそれぞれがバラバラの仕様を押し込もうとする。欧州ベンダだって黙ってない。
  • ニュースコメント[携帯電話の寡占が光回線市場に波及?総務省がセット割にメス] | 無線にゃん

    携帯電話の寡占が光回線市場に波及?総務省がセット割にメス 当然だよなあ。技術的に全く不備な状態で強引に卸販売を認めさせたっていうこともあるし、卸価格と実質提供価格に関しての具体的なガイドラインも全く無い状況であれば、「他の収入源のある巨大企業」が無茶な割引をして顧客を囲い込みなおかつ割引期限が来ても技術的に再乗り換え不可になり他のプロバイダを殲滅するって流れは当然予想できたのに。光の道だかなんだか知らないけどあの馬鹿げた主張を強引に推し進めた結果がこれだよ、と。真面目に投資した人が得をする、ってのは基幹インフラ市場では当然そうあるべきだと思ってるし、だから、NTTがフレッツで寡占的に儲けることは私としては全く悪いことだと思ってなくて、それが嫌ならフレッツに対抗できるネットワークを作ればいいじゃん、ファイバーなんていくらでも貸してくれるんだから、って話なのに、コラボモデルは実質的に「単なるフ

    isrc
    isrc 2017/06/08
    コラボモデルは実質的に「単なるフレッツの代理店、乗り換えは一回のみ」なんだもんだから、歪な市場になりますよ。法律でいろいろなものが縛られた「NTT東西のフレッツ」と全く同等のものなのに法的な縛りが何もない
  • ニュースコメント[【俺たちのIoT】第7回:IoT向きの通信規格だが……LTEに対応するIoT機器がそれほど多くない理由] | 無線にゃん

    【俺たちのIoT】第7回:IoT向きの通信規格だが……LTEに対応するIoT機器がそれほど多くない理由 うーん、LTEはIoT向けの規格……じゃないなあ。複雑な設定が不要でインターネットに繋がる、ってのは、あくまでユーザ視点であって、規格の観点から言えば、LTEほど複雑な手順でインターネット接続を実現してる規格は珍しいくらいです。もちろん、それがユーザから見て隠されている分には問題ないんですけど、IoTは、その複雑さのデメリットがもろに出てきます。IoTに必要なのは、少データ量を短遅延で長期間省電力で、しかも大量の端末を、ってところでしょうが、LTEはその『接続するまでの手続き』が複雑すぎるので、少データ量の場合は手続きのほうがはるかに大きくなるし、大量の端末となると手続きだけで無線装置容量(装置そのものの処理能力)が逼迫します。また、手続きを省略するためにAlways Onを突き詰めよう

    isrc
    isrc 2017/01/22
    LTEはその『接続するまでの手続き』が複雑すぎるので、少データ量の場合は手続きのほうがはるかに大きくなるし、大量の端末となると手続きだけで無線装置容量(装置そのものの処理能力)が逼迫します。
  • ニュースコメント[HLR/HSSを開放すると格安SIMではなくなる?] | 無線にゃん

    HLR/HSSを開放すると格安SIMではなくなる? HLR/HSSのアンバンドルにかかる費用が「少なくとも億単位」とありますが、私の感覚だと、百億の単位です。関係するノードやネットワーク機能が余りに多いので。その全てに対し、特定のHLR/HSSへの対応のための検証試験を実施するだけでこのくらいの費用になると思います。ざっくりと、そういうノードや機能が大体百種類くらいあって(多くはリスクヘッジのためにマルチベンダ化されてるので、こんなもんじゃすまないかも)、それぞれに大体千~1万ほどのテストケースがあるでしょうから(これも少なめの見積もり)、これで百万~千万テストケース。1テストケースの実施と評価に一時間かかると仮定すると、工数で1千万H。1H単価を千円としても100億円です。実際はこの数倍。これを誰が負担するのか?もちろんMVNOは「そっちの都合なんだからうちは一円も出さないよ」と言うに決

    isrc
    isrc 2016/01/23
    HLR/HSSのアンバンドル、費用が「少なくとも億単位」とありますが、私の感覚だと、百億の単位です。工数で1千万H。1H単価を千円としても100億円です。実際はこの数倍。これを誰が負担するのか?接続料に上乗せ
  • ニュースコメント[増収増益のドコモと純減40万件超のソフトバンク好調・不振の理由は?:佐野正弘の“日本的”ケータイ論] | 無線にゃん

    増収増益のドコモと純減40万件超のソフトバンク好調・不振の理由は?:佐野正弘の“日的”ケータイ論 なんつーかねえ、過去の「純増No.1」の広告のベースになっていた契約数が「主要端末じゃない端末による下駄はかせでした」ってようやく白状した感じですねえ、ソフトバンク。各社足並みをそろえて毎月公表するのをやめて、ようやく下駄はかせのためだけにタダで配りまくったSIMの解約整理を始めた、という感じでしょうか。じゃああのときの宣伝広告は嘘の数字に基づく表記だったのか!なんていう野暮な突っ込みは入れない。だってみんな知ってたんですもん(笑)。そういう体質がとっくに見透かされているというところが、主要端末に絞り込んでも他社の十分の一以下という純増数にとどまっている理由でしょうね。利益体質を維持するために今後はインフラもクソ安い中華製に置き換えていくなんて話も聞こえていますし、ユーザが減って速度は出るよ

    isrc
    isrc 2015/08/22
    もともとソフトバンクの商売は新領域で突風的に利益を上げて次の成長領域に突っ込むやり方なので、コストを落として利益を確保できる限りは限界まで上澄みを掬い取って新事業に投げ込むってのを続けるんでしょうね。
  • ニュースコメント[2015-07-28] | 無線にゃん

    イッツコム、スマホで遠隔からドアの解錠が可能なスマートロックを提供 前から思ってるんだけど、この手の遠隔ロック関連の商品、オンラインで開錠できちゃダメだろ。いや、開錠の手間を省きます、ってのが売りなのかもしれないですけど、万一パスワードを漏らしちゃったりしたとき根こそぎでしょ、と。「あ、鍵かけてくるの忘れたかも!」ってときに遠隔で施錠は出来るけど開錠は従来どおり物理キーのみ、って商品が必要なんだよね。あと家電連携とかもいらないよね。「家に着く前にあらかじめ開錠してエアコンつけておけば冷え冷え」じゃねーよ(笑)。家に着く前に開錠しちゃダメ!(笑)。連携する必要ないんですよ。なまじそんな機能があるがためにセキュリティが緩んじゃうくらいならないほうがいいんですって。スマート家電はスマート家電でいいんですって。ていうかほんと、自宅のメインの錠にネットにつながる機械くっつけるとか怖すぎですわ。まあそ

    isrc
    isrc 2015/07/29
    この手の遠隔ロック関連の商品、オンラインで開錠できちゃダメだろ。遠隔で施錠は出来るけど開錠は従来どおり物理キーのみ、って商品が必要。自宅のメインの錠にネットにつながる機械くっつけるとか怖すぎですわ。
  • LTE事業者が画像圧縮してるって話 | 無線にゃん

    先日ちょっと話題になった話。LTE事業者が画像圧縮してるって話。 そんな話の中で、まあ、モラルの問題としてそれダメだよね、ってのに加えて、そもそも事業法の『通信の秘密』に抵触してないか、って話もあるわけですよね。 ちなみに、通信の秘密は憲法で定められた権利。事業者に限らず、他人の通信の秘密を侵してはならない、ってことになってます。 で、じゃあ『通信の秘密を侵す』ってのはどういう状態のことを言うのかな?ってのを私なりに情報を集めてみたのがこんな感じ。あらかじめ言っておきますが判例とかそういうのはまったく調べていません。あくまで総務省、つまり行政が考える法の解釈をベースにしています。 通信の秘密の侵害の三つの形はこんな感じ。 知得:積極的に通信の秘密を知ろうとする意思のもとで知得しようとする行為 窃用:発信者又は受信者の意思に反して利用すること 漏えい:他人が知り得る状態に置くこと 通信内容を

    isrc
    isrc 2015/07/07
    もう、考えれば考えるほど、アウトなんですよ。なんとなく、ユーザの合意があればいいんじゃね?とか思ってたんですけど、結構アウト側走ってますよ。
  • ニュースコメント[2015-05-22] | 無線にゃん

    isrc
    isrc 2015/05/24
    話題のConnected Car、渋滞発生で強烈なトラフィックスパイクが発生する・・・かも、という話。アプリ開発する人がファミコン時代くらいストイックになるとこういう問題も起こらないようにできると思うんですけど
  • KDDIがETWSを用途外利用している話の補足説明 | 無線にゃん

    先日のKDDIがETWSを広告配信に使っていたという問題、「ETWSには『その他』として地震津波以外の情報を伝えるようにできている」「商業配信に使ってもいいらしい」と言う意見をたくさんいただきました。 まず、種別について。種別(WarningType)として、以下の5つが定められています。 0地震 1津波 2地震と津波 3テスト 4その他 地震、津波はいいですね。テストも、システムのテスト用と言う意味で問題ありません。問題は「その他」。この「その他」なら、広告にでもなんにでも使っていいはず、と言う考え方。残念ながらこれは間違いです。この種別での「その他」は「その他(の警報)」を意味しています(正確には、「その他(other)の場合は、警報内容はすべて警報文中に記載してあるものとする」と言う規定となっています)。つまり、「その他」は、地震、津波以外の何らかの天災や人災を緊急警報として通知し

  • ソフトバンクがイー・アクセスを買収の話 | 無線にゃん

    うわーしばらくニュース見てないうちに大変なことに。 ソフトバンクとイー・アクセスが経営統合ですって。まぁ実質、ソフトバンクによる買収なんでしょうけど。やっぱりオーナーが安定株主の会社は強いですね。どんなにギリギリまで余力を吐き出しても絶対に買収されたりしないっていう安心感から常時全力勝負ができるという強みがあります。 んなことはどうでもよくて、この影響です。正直、イーモバの加入者状況はあまりよろしいものではなさそうで、加入者速報をしなくなった辺りからちょっと経営的にも怪しげな感じがしていたくらい。なので、そもそもの顧客基盤吸収と言う効果は限定的かもしれません。 インフラでいうと、イーモバのインフラは、結構良いんですよ。前にもどこかで書きましたが。無用な基地局数競争なんていう土俵に乗らなかった分、セオリー通りにきれいなインフラが作られています。ただ、やっぱり地方で弱いのは相変わらずですし、面

    isrc
    isrc 2012/10/02
    次の買収の仕掛け先は、KDDIってことになるんでしょうけど。おそらくその辺が一つの区切りで、歩調を合わせて電波行政に大きな見直しが入る、みたいな感じで裏では進んでいるような気がします
  • 国内各社のLTE展開プランのアップデート2012年8月号 | 無線にゃん

    [追記]最新図はこちら↓ 各社LTEエリア展開状況(常時更新) さて、前に書いた各社LTE展開プランに関して、まただいぶ状況が変わってきているので、改めてアップデートしておきたいと思います。 まずドコモ。相変わらず2GHzがメインで、なおかつ、ほとんどのエリアが5MHz幅(37.5Mbps)エリアとなっていて、状況は変わらず、エリアが徐々に広がっているだけのようです。ごく一部の地域で2GHzの15MHzを始めていたりするようで、今後は、これを徐々に増やしていくでしょうが、3Gのメインバンドともいえる2Gを都市部では削れないでしょうから、これ以上2GHzを使った拡大は難しいでしょう。一方、800MHzや1.5GHzの基地局も実験的に展開を始めているようですので、もう少ししたらこれらのエリアが急に広がり始めるかもしれません。 次にKDDI。こちらは着々と800MHzと1.5GHzを増やしていて

  • ニュースコメント[2012-08-08] | 無線にゃん

    ドコモが野菜を売り、KDDIがベンチャーを支援するワケ:佐野正弘の“日的”ケータイ論 あれですよね、ソフトバンク対抗的な意味が強いですよね。もともとソフトバンクは出自から言ってグループのすそ野がすごく広い会社で、インフラ業一で成長してきたドコモやKDDIとはやっぱり商売の広がりが違う、その辺が、業の勝敗にも影響が大きいんですよね。ただ、やっぱり気をつけなきゃいけないのは、商売に対する考え方の違い、これを埋め合わせる意識改革が、ドコモにもKDDIにも必要だと思います。ドコモもKDDIも、通信事業、つまり、加入によりストックし解約によりリリースする、と言う、ストック型商売がスタート地点で、まだ商売に対してストック式ありきの考え方しかできていないんです。一方のソフトバンクは、ソフト販売や出版などの、商品を右から左に流すことによる商売、つまりフロー型商売が出自で、フロー型商売特有のフロー変動

    isrc
    isrc 2012/08/08
    ソフトバンクは「どこで儲けどこで損するか」を明確に定義して、儲けない事業から儲ける事業に送客する仕組みをうまく使い分けている/何でも単体黒字化必須でどんどんストックして積み上げたがるドコモやKDDI
  • ニュースコメント[2012-05-24] | 無線にゃん

    ドコモLTE、1.5GHz・15MHz幅の帯基地局運用開始 免許情報でドコモが15MHz幅の展開を開始したことが確認されたようです。端末の心配、とありますが、基的にはLTEでは基礎的適合試験で1.3MHz~20MHzまで(バンドによって最大幅は違いますが)を確認することが義務付けられていますので、たとえば「バンド1(2GHz帯)対応です」と宣言する端末は必ず20MHz幅まで対応してなければなりません。もちろん、20MHz幅での運用のための国内基準は3GPPから自動的にコピーされているので、3GPP準拠の適合試験を行えば、国内法に則った20MHz運用が可能です(そのために、各国電波法の最大公約数が3GPP基準になっているので)。余談ですが、それでも「最大公約数」の見つからない特殊な例(たとえば日のPHS帯域の保護規定)については、さらにネットワーク情報との組み合わせで端末動作を規制するよ

  • ニッポンの引き算恐怖症 | 無線にゃん

    今日もちょっとだらだらと長いです。愚痴です。特にモバイルとか携帯電話とかってことに限定される話でもないんですけど、今の日のモノづくり、製品開発って、「引き算恐怖症」ともいうべき恐慌状態にあると思うんです。大企業病みたいな慢性疾患というよりは、恐慌状態。パニックで正しい判断ができなくなっている状態。 これは前にも似たようなことを書いたと思うんですけど、何かものを作る、ゼロから作る、って時は、たぶん、今できること x 市場の需要で機能を決めていると思うんですよね。なので、たぶん、最低限のものができあがって、大体他社もほぼ同じようなものを出して、あとはデザインか値段か、そのあたりで勝負になるんでしょうなぁ、という感じなんですよ。 しかし、その後継機を作る、って時に、前身製品機能 + (今できること x 市場の需要)、っていう足し算でものを作っているように思います。ほとんどの場合。たぶん、製品の

    isrc
    isrc 2012/04/24
    国産スマートフォンの、海外製と比べた時の体感レスポンスの悪さは全部この「引き算恐怖症」が原因
  • Androidの制御力 | 無線にゃん

    実は結構前から、オトナの事情で、会社でスマートフォンを使わされています。業務連絡用の番号として。まぁ事情とやらはどうでもいいのですが、やっぱりこれはありえない。と思わざるを得ないのです。 まず、純粋な電話機として見て、誤タッチに対する対処が少なすぎます。電話アプリの作りこみはメーカごとに千差万別ではあるんですが、それでも、発着信履歴を閲覧中の誤発信は何度も経験しています。これは自分のスマホでも同じなので、作り云々というよりもそもそも「どこでも触れるどこでも反応しちゃう」という入力装置の根的問題と言わざるを得ません。電話とタッチパネルはとことん相性が悪い。W-ZERO3シリーズでいやという程経験しましたが、Androidだからと言ってよくなっているわけではなく、むしろタッチ感度がよくなった分恐ろしいほどに悪化しています。 これが単なるおもちゃならいいんですが、業務連絡用ですから、もちろん、

    isrc
    isrc 2012/04/12
    ハードウェアキーなら、物理的な抵抗力による制御があり、処理が始まっても「切断ボタン」という最強のキーがある/Androidは何かのキーにすべての処理を止めさせる最強の力を与えるということが根本的にできない作り
  • PDP (WCDMA/GPRS) | 無線にゃん

    「PDPコンテキストについて解説してください」と言うご要望をいただきました。なんつーか、マニアックだなぁと思いつつ、そういうマニアックな方向にこのサイトを持って行っちゃった私自身の責任なので、取り扱わせていただきます。 でも正直、PDPは苦手です。無線屋的視点で言っちゃえば、「そんな雲の上のことはしらん」と言うのがホンネです(笑)。でもなんとなく数少ない要望なので出来るだけお応えしたいという気持ちをモチベーションにがんばって見ます。※通信:要望意外と少ないんです。もっとどしどし#お寄せください! さて、PDPって何、と言うことに対する端的な答えは、「Packet Data Protocol」です。終わり。 嘘です。ご質問では、PDPがなぜ必要なのか、それにいくつかの種類があるのはなぜなのか、と言うあたりの解説をご希望でした。と言うことで、まずはそもそものところから始めましょう。 データ通信

  • MVNO (3. 再販型) | 無線にゃん

    さて、前々回と前回をお読みいただいているという前提で話をいきなり始めさせていただきますにゃ。 L2接続型でもL3接続型でもないというタイプのMVNOがありますにゃ。それが「再版型」。有名なところでは、ディズニーモバイルがこの再販型だにゃん。その他、音声サービスを提供しているタイプのMVNOのほとんどは再版型でしょうにゃ。 再版型は、単なる「販売代理とブランド付け替え」だにゃん。販売代理しておきながら、貸し出し元キャリア(以下MNO)のショップにさらに販売代理をしてもらっていたりもするので、どっちが代理だか分からないようなものも多かったりするにゃん。また、ブランドの付け替えさえあいまいなものも多かったりするにゃん。 こういったものは、実際には手を入れるのは「端末の外装プリント」と「プリインストールアプリ」くらいだったりするにゃん。ちょっと手の込んだもので「専用メールドメイン」とか「専用公式ト

  • MVNO (2. L3接続型) | 無線にゃん

    さて、前回をお読みいただいているという前提で話をいきなり始めさせていただきますにゃ。 L2接続と対比する(?)方式として、L3接続と言うのがありますにゃ。このL3接続方式でも細かくいろいろとやり方はあったりするのですが、大雑把に言うと、接続点がIPアドレスでお互いに対向していて、利用者のIPパケットはそれぞれのIPノードをルータとしてホップしていくようなタイプだにゃん。 L3接続の場合、無線ネットワークの中を通ったユーザパケットは接続点に出る前にIPヘッダを引っぺがされて裸にされ、ルーティング情報を書き換えられてパケットを再構成され、接続点のルータからMVNOのルータへと引き渡されますにゃ。受け取ったMVNOから見れば、貸し出し元キャリア(以下MNO)ネットワークに所属するあるIPアドレスからのIPパケットのインターネットへの中継を手渡されているだけに見えるわけだにゃん。そのため、MVNO

  • MVNO (1. L2接続型) | 無線にゃん

    今日はMVNOの話。MVNOと言うのはどのようにして実現しているのでしょうか、と言う疑問にお答えするにゃん。 と言っても、MVNOにもさまざまなタイプがありますにゃ。今回はいろいろなタイプを思いつく限り説明してみたいと思いますが、私の知らないタイプも多分あるはずですので、解説のご要望をいただければ追ってわかる範囲での考察と解説をしたいと思いるにゃん。 さてまず最初は、L2接続タイプ。一番古典的だけど一番技術的難易度が高く、実現できているキャリアも少ないタイプだにゃん。このタイプでは、貸し出し元キャリア(以下MNO)は、レイヤ2(イーサネットなど)でインターフェースを開放します(もちろん接続のための仮のIPアドレスなどは別途あります)にゃ。MNOはIPより下のレイヤの中継だけはしますが、認証やIPアドレス割当を含むそれ以上の機能は一切提供しませんにゃ。 たとえば、端末がPPPで接続する場合、