将来的に世界の主流になると予測されている衛星利用測位システム(GPS)を使った航空機の航法でGPSの信号に影響を及ぼすと言われる現象を、独立行政法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が石垣島上空周辺で調査している。太陽活動の活発化で大気の上層部にある電離圏の電子密度が減少する現象、プラズマバブルが発生すると、GPSの電波を乱し、誤差を大きくする可能性があることから、原因を解明して技術開発につなげる考えだ。 飛行場への航空機の進入は現在、地上に設置されている計器着陸装置(ILS)で行われているが、地形の影響を受けやすい。GPSだと地形の影響を受けず、航法精度が高まり、視界の悪いときでも進入が可能になるという。世界では今年からドイツで運用され、日本や米国などでは実証段階。 JAXAによると、GPSの受信機を搭載したセスナ機でプラズマバブルの現象を観測し、データを集めている。地上での観測調査はこれ
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