製作中の「はやぶさ2」初公開=2年後打ち上げ目指す−宇宙機構 製作中の「はやぶさ2」初公開=2年後打ち上げ目指す−宇宙機構 宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ2」。箱形本体の外側部分や太陽電池パドルが完成し、2014年12月打ち上げを目指す(本体中央はエンジン代わりの重り)=26日午後、相模原市の宇宙機構相模原キャンパス 宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ2」の箱形本体の外側部分や太陽電池パドルが完成し、相模原キャンパス(相模原市)で26日、報道陣に初めて公開された。2014年12月に鹿児島県・種子島宇宙センターからH2Aロケットで打ち上げる予定で、搭載機器の製作・試験日程と、予算の両面で余裕がない状態が続いている。 はやぶさ2は1号機が砂粒を採取した「イトカワ」とは違うタイプの小惑星「1999JU3」に18年に到着。銅板を火薬仕掛けで地表に衝突させて小さなクレーター
宇宙航空研究開発機構(JAXA)が小惑星探査機「はやぶさ2」を報道公開 =26日午後、神奈川県相模原市(瀧誠四郎撮影) 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日、小惑星から微粒子を採取し平成22年に帰還した探査機「はやぶさ」の後継機「はやぶさ2」の機体を初公開した。26年12月に打ち上げを予定している。 有機物や水が存在するとみられる別の小惑星「1999JU3」を探査し、生命の原材料や地球の海水の起源を探る。地表の岩石の微粒子だけでなく、新たに開発する衝突装置でクレーターを作り、地下の粒子も持ち帰る。30年に到着、32年に帰還する予定。 機体は本体部分と太陽電池パネルが完成、来年は性能試験や機器の取り付けを進める。計画を率いる国中均教授は「粒子の回収は世界が驚いた素晴らしい探査方法。はやぶさ2で小惑星の内部からも回収し、世界に先駆けた技術をさらに洗練させたい」と話した。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日、2014年の打ち上げを目指して開発中の小惑星探査機「はやぶさ2」を、相模原キャンパス(相模原市)で初公開した。小惑星イトカワから微粒子を採取し地球に帰還した「はやぶさ」の後継機で、エンジンや機体などの構造は、はやぶさと同じ設計。本体と側面に取り付ける太陽電池パネルは完成しているが、観測などに使う内部機器はま
試験的に組み立てられた「はやぶさ2」。重さははやぶさより90キロ重い約600キロ。側面の太陽電池パネルは宇宙で展開する=26日、相模原市の宇宙航空研究開発機構 【田中誠士】宇宙航空研究開発機構(JAXA)は26日、世界で初めて小惑星から微粒子を持ち帰った探査機「はやぶさ」の後継機となる、「はやぶさ2」の機体を公開した。はやぶさより少し大きな機体には、先代の60億キロに及ぶ宇宙の旅の教訓をもとに改良された様々な新技術が追加された。2014年にも打ち上げられる予定だ。 はやぶさ2の目的地は小惑星「1999JU3」。はやぶさが着陸した「イトカワ」と同じように岩石でできているが、水や有機物が存在する可能性が高いとされる。 ここに、火薬で加速した銅板を落として人工的にクレーターを作る。太陽光や太陽風にさらされず、保存状態のよい地下の砂を採取して地球に持ち帰る。水や有機物が見つかれば、生命の起源
「罰が当たるからやめなさい」神社で手を合わせ拝む男が“さい銭泥棒”を 防犯カメラに映った犯行の一部始終 熊本市中央区の神社に参拝客を装った、“罰当たり”なさい銭泥棒が現れた。その犯行の一部始終を防犯カメラが捉えていた。さい銭箱を壊され、現金を盗まれた神社は、警察に被害届を提出し、警察が捜査している。7月20日の…
小惑星探査機「はやぶさ2」が26日、宇宙航空研究開発機構相模原キャンパス(相模原市)で報道陣に初公開された。 幅1メートル、高さ1・6メートル、重さ約600キロの機体はまだ製作中だが、重心などを調べるために一時的に組み立てられた。 2014年12月に打ち上げ、有機物が豊富な小惑星「1999JU3」で石などを採取し、20年末に地球へ持ち帰る計画。先代「はやぶさ」の相次ぐ故障を教訓に、エンジンを増強している。開発費は、打ち上げを含め約314億円だが、今年度予算は要求額の半分以下に減額され、計画の遅れが懸念されている。
2013年1月24日、欧州宇宙機関(ESA)のジャン=ジャック・ドルダン長官は、恒例の年始集会に参加し、2012年度のESAの業績と2014年に向けてのチャレンジの概観を語る。 ESAでは、2013年を宇宙の全領域で任務を開始する年と位置付ける。また、11月20から21日の間に、大臣レベルの会議で決定された事項を実行する年でもあり、さらに大きな科学的な結果をもたらす年でもあるとする。 2013年は、Prova-Vと呼ばれる新ヴェガ・ロケットに乗せて打ち上げられる、世界的な植物成長過程を追うESAのテクノロジーミッションから始まる。 有人宇宙飛行については、イタリアのASI宇宙局の協力の下、オートメーテッド・トランスファー・ビークルであるATVアルベルト・アインシュタインと、ESAの宇宙飛行士であるルカ・パルミターノが搭乗するヴォラーレによる国際宇宙ステーションへの打ち上げがある。 遠距離通
現在、開発中の小惑星探査機「はやぶさ2」において探査機の構造体や太陽電池パネルについては、フライト品が完成したため振動試験による機体の確認と、搭載機器が晒される振動環境の計測が行われます 振動試験に供する探査機の構造体の報道公開にあたって開催される記者説明会の模様を生中継いたします ( @nvslive さんより引用。引用元: http://blog.nvs-live.com/?eid=78 )
Image credit SpaceX スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ社(スペースX社)は23日、再使用ロケット試験機グラスホッパーを高度40mまで上昇させ、着陸させることに成功したと発表した。 グラスホッパーはスペースX社が開発中の再使用ロケットだ。同社はファルコン9ロケットを基にした再使用ロケット、つまり現在のように機体を打ち上げの度に使い捨てるのではなく、飛行機のように何度も再使用するロケットを開発する事を目指しており、グラスホッパーはその為の実験機に位置づけられている。最大の特長はVTVL機、すなわち垂直に離陸し、垂直に着陸できる点にある。スペースシャトルのように巨大な翼や着陸の為の滑走路が必要ない反面、着陸の為の推進剤を積む必要があり、また安全に垂直着陸するには高い制御技術が求められる。 グラスホッパーはこれまで、9月に第1回の飛行を行い高度1.8mまで上昇、11
月探査にとり、大変ショッキングなニュースです。 NASAは18日、今年11月打ち上げ予定であった月探査用小型ローバー「バイパー」計画を中止すると発表しました。 ...
「宇宙基本計画(案)」に対するパブリックコメントを送った。ちょうど仕事が忙しい時期で時間的な余裕が全くなく、募集の〆切時間の1分前にギリギリ送信できたようなメモ書き程度であるが、せっかく書いたので、とりあえずここに内容を貼っておきたい。 そんなドタバタ状態で、ちゃんと調べて書く時間が全く無かったため、事実誤認が含まれているかもしれないのだが、まあ間違っていたら無視されるだけの話なので、今回は時間に間に合わせることを優先させた。読むのが間に合わず、書けなかった項目もあるのだが…。反省。 以下がその内容だ。 ○項目2-3 「人類の英知を高める宇宙科学や将来に向けた人類の活動領域の拡大等に寄与する有人宇宙活動や宇宙探査は引き続き重要」とあるのに、そのあとで宇宙科学には「一定規模の資源を充当」し、宇宙探査と有人宇宙活動「にも」資源を割り当てるという記述はバランスに欠く。同列にし、「宇宙科学、宇宙探
Image credit: NASA アメリカ航空宇宙局(NASA)は21日、スペース・ローンチ・システム(SLS)のコア・ステージが、基本設計審査会(PDR: Preliminary Design Review)を通過したと発表した。 SLS(Space Launch System)は、2030年代に実施が計画されている有人小惑星・火星探査を目指して、現在NASAやボーイング社を中心に開発されている新型ロケットである。開発が中止されたアレスI/Vロケットとは異なり、エンジン数を増やしたり、より強力な第2段を追加する事で、有人宇宙船の打ち上げから重い貨物の打ち上げまで、単一のロケットで対応できる。 そのコア・ステージ(第1段)にはスペースシャトルで使われていたエンジンやタンクを改良したものが使われ、またその両脇を固めるブースターもやはりシャトルの固体ロケットブースター(SRB)を改良したも
Tweet 印刷 子の甲状腺の嚢胞「放射線影響考えにくい」 専門家指摘 【浅井文和】福島県内で行われている子どもの甲状腺検査で、嚢胞(のうほう、液体入りの袋状のもの)が多く見つかったことに関連し、東京の病院で約3千人に行った検査でも、同程度に嚢胞が見つかった。伊藤病院(東京)の岩久建志医師らが30日、日本甲状腺学会で発表した。専門家は「原発事故前のデータも含めて比較されており、福島の子どもの嚢胞は放射線の影響とは考えにくい」と話している。 発表によると、2003年から今年8月まで、同病院で甲状腺の超音波検査を受けた15歳以下の子ども2753人の結果を集計した。この結果、36%の子に嚢胞が見つかった。複数回検査できた189人の42%は嚢胞が小さくなったり消えるなど改善し、14%は大きくなるなどし、残り44%は不変だった。経過観察中にがんなど悪性の病気になる子どもはいなかった。 旧ソ連チェルノ
1995年7月にアメリカのアマチュア天文学者、アラン・ヘールとトム・ボップによって発見されたヘール・ボップ彗星が、周りにあるどの星よりも明るくなった。 この彗星は明るい大都市の照明の上でも視認することができる。ただし大都市の明かりから離れた場所では、より壮観なショーを見せてくれる。 12月23日に撮影されたこの彗星の画像は、イタリアのコルチナ・ダンペッツォを囲むドロミーティ山群にあるヴァル・パローラ峠で撮影された。 青いイオンの尻尾は彗星の中心核からのイオンから成り、太陽風によって押し出されている。白い塵の尻尾は、彗星の背後を周回する太陽からの太陽光の圧力によって押し流される、中心核からのより大きな塵の粒子から構成される。 これまでの観測でヘール・ボップ彗星の中心核の回転は、約12時間に1回と判明している。ヘール・ボップ彗星の最高の明るさを超える別の彗星は、来年に太陽系内にやって来ることが
現在、宇宙航空研究開発機構(JAXA)には、宇宙探査を担当する「月・惑星プログラムグループ(JSPEC)」と宇宙科学を担当する「宇宙科学研究所(ISAS)」が存在する。この2組織は、メンバーの一部が併任であったり、共に科学観測機器を搭載した衛星・探査機を打ち上げたりしているので、外からは違いが分かりにくい。 宇宙戦略室・宇宙政策委員会がまとめた宇宙基本計画案(pdfファイル)には、両組織の統合を匂わせる文面が入っている。が、JSPECが組織されるにあたっては相応の理由があった。 ISASは1970年代以降、Mロケットを擁し、理学と工学の緊密な連携で世界的成果を上げてきた。それが、2003年の宇宙3機関統合と前後して、1)計画巨大化に伴う計画管理システムの破綻、2)予算減額、3)Mロケット廃止とそれに伴う工学セクションの衰退――が起こり次々と失敗、計画中止を繰り返すようになってしまった。 ま
北朝鮮が12月12日に衛星を打ち上げた件については、日本でもマスコミ各社が大きく報道したが、正確性に欠ける部分や、曖昧な部分が散見されたので、一連の流れをQ&A方式でまとめておきたい。 <疑問・その1> ミサイル発射なのか、人工衛星打ち上げなのか? 【答え】 人工衛星打ち上げである。 報道各社はしばしば「人工衛星打ち上げと称する事実上の長距離弾道ミサイル発射」と記述。首相官邸の公式発表では「人工衛星と称するミサイル発射」となっている。 しかし、これらは、北朝鮮を非難する意図を含んだ政治的表現であり、事実関係からするとおかしい。今回の場合は、「人工衛星打ち上げ」である。 まず、「ミサイル」というのは、あくまで兵器を表す用語だ。ロケットやジェットエンジンなどで空中を飛翔し、標的に誘導される。もちろん弾頭には爆弾が搭載されている。弾道ミサイルというのは、より遠くの標的に命中させるため、推進力のほ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く