[著者]キャロリン・コースマイヤー [訳者]長野順子+石田美紀+伊藤政志 美学とは何か? 芸術とは何か? 「天才」がイメージさせるのはいかなる人物か? 「芸術」と「工芸」の境界とは? プラトンにまで遡る理論言説の小史をジェンダーという視点から振り返り、美をめぐるその思考のうちに暗黙裡に潜む、男性的/女性的という二項対立的な概念体系の伝統を批判的に解明。そして今、もはやそれら過去の規範では解釈しきれない現代アートについてどんな言葉で語りえるのか、フェミニスト・アートを具体例にみながら、美学の新たな可能性を探っていく。 [書評] 《Jan Jan》書評欄、2010年1月31日 《ふぇみん》書評欄、2010年4月5日号→記事を読む 《図書新聞》2010年4月17日号、評者:森谷宇一氏 定価=本体 2,700円+税 2009年12月20日/四六判並製/320頁/ISBN978-4-88303-25