【伊藤あかり、中川竜児】空前のブームに沸く「ゆるキャラ」をめぐり47都道府県と有名キャラを持つ11市に朝日新聞が調査したところ、今年度予算に少なくとも計4億7千万円が計上されていたことがわかった。11府県と1市は1千万円を超えた。「ゆるキャラグランプリ(GP)2013」のためにわざわざ予算を組むところもあり、過熱気味だ。 47都道府県と昨年GPで20位以内に入った11市に、ゆるキャラ(ご当地キャラも含む)の予算や運用状況をアンケートした。計74種類あり、福井県以外の都道府県はすべて持っていた。 最も予算が多かったのは、「くまモン」を擁する熊本県で9018万円。次いで、岐阜県「ミナモ」6865万円▽静岡県浜松市「出世大名家康くん」6107万円▽埼玉県「コバトン」3762万円▽栃木県「とちまるくん」3087万円▽宮崎県「みやざき犬」2950万円と続く。