書店にいるとなぜか便意を催し、トイレに行きたくなる-。書店利用者の間で以前からささやかれているこんな「症状」がある。はっきりした根拠は不明で、都市伝説のひとつともいわれるが、出版業界団体でつくる日本出版インフラセンターがまとめた調査で、トイレの利用を望む声が予想以上に多いことが分かった。「症状を裏付けるデータかもしれない」と話題になっている。 (石井敬) 調査は書店の活性化策を探るための一環として行われ、今春、結果がまとまった。「今後書店で利用したいと思うサービスは」という問いに対する複数回答で「ポイントカード」(約68%)「バーゲン」(約51%)に次いで「トイレの利用」(約38%)が三位に入った。