社員一人ひとりの生産性の向上が求められる中、仕事のパフォーマンスを上げる効果があるとして昼寝が注目されている。実際に、企業の中には昼寝を仕事のサイクルに取り入れることを推奨する会社も出ている。ただ、間違った寝方は、かえって逆効果だという。 東京都渋谷区にあるGMOインターネット。社内の一角に、同グループ会社のスタッフなら誰でも無料で利用できる、昼寝部屋「GMOシエスタ」がある。 「スタッフが頭をクリアにし、クリエーティブな発想を生み出す助けをする」(広報)ことを目的に、5年前に開設した。 ブラインドを下ろした薄暗い部屋には、25台のリクライニングチェアが並べられ、うち4台は女性用。パーテーションで男性用スペースと区切られている。 昼12時半のオープンと同時に、社員が続々と入室。毎日利用するという吉沢隆之さん(31)は、「寝る時間はだいたい20分。起きた後は頭がスッキリし、仕事がはかどる」と