確定申告で最も対象者が多いと言われるのが医療費控除だ。従来の医療費控除に加え、平成29年分の申告からは「セルフメディケーション税制」が始まった。どんな人が対象なのか。公認会計士の渡辺義則氏が解説する――。 ※本稿は、渡辺義則『自分ですらすらできる確定申告の書き方平成31年3月15日締切分』(KADOKAWA)の一部を再編集したものです。 医療費控除とセルフメディケーション税制のどちらが有利か 自分や家族の医療費を支払ったときに受けられるのが「医療費控除」です。平成29年分の申告から、セルフメディケーション税制が始まり、従来の医療費控除とセルフメディケーション税制のうち、どちらか有利なほうを選んで申告できるようになりました。 それぞれの特徴を簡単に説明すると、従来の医療費控除は病院に何度もかかった人向き、セルフメディケーション税制は、たくさん医薬品を買った人向きのものといえます。確定申告の際
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