<そのヒヒはオスだったが、メスが子どもをかわいがるようにライオンの子どもの世話をしていた> オスのヒヒが幼いライオンの子をさらい、まるで子どものように毛づくろいをし、面倒を見る姿が撮影された。2月1日、南アフリカのクルーガー国立公園でのことだ。 このヒヒを見つけたのは、サファリ会社のカート・シュルツ。 2月1日の朝、この場所にやってきたとき、落ち着きのないヒヒの群れに出くわしたという。 「非常に興奮したヒヒの群れだ」と、シュルツは言う。 群れの中に、ライオンの子どもをさらったヒヒがいた。そのヒヒはオスで、道を渡って木に登るところだった。 群れが落ち着きを取り戻すと、ヒヒは子ライオンの「毛づくろいをし、世話をした」という。「子どもだと信じているように見えた」 ヒヒがライオンやヒョウの子どもを殺すのは珍しくないが、さらって世話をするのは珍しいという。 「サファリガイドを20年やってきて、ヒヒが