2009年05月17日 繰延税金の悪戯(いたずら) 最近の決算は税効果で大きくブレる。投資家もお勉強する必要がありそうなので、誤りを恐れず書いてみた。キーワードは『スケジューリング』である。 ?利益が減少するケース(いすゞ) 『繰延税金資産の回収可能性を慎重に検討いたしました結果、繰延税金資産を取崩すことといたします。これにより、当期の連結決算において245億円を法人税等調整額(税金費用)に計上いたします。』 【翻訳】(スケジューリング不能になった⇒資産取崩⇒損失計上) 過年度に税金を多めに払いましたので、前払金(繰延税金資産)として資産計上していました。この分は将来の税金を少なくしてもらう予定でした。しかし、業績悪化で当期以降に十分な利益が出る見込み(スケジューリング)が立たず、税金を少なくしてもらうどころか払う必要自体がなくなりました。従って、前払金は意味がない(回収できない)と判断し
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