中国の個人消費は弱いが、香港の状況はさらに悪く、住民と観光客がともに支出を減らすというダブルパンチに見舞われている。写真は香港で2021年9月撮影(2024年 ロイター/Tyrone Siu) [香港 14日 ロイター BREAKINGVIEWS] - 中国の個人消費は弱いが、香港の状況はさらに悪く、住民と観光客がともに支出を減らすというダブルパンチに見舞われている。商業ビルを運営する不動産大手は配当を削減しており、今後さらに事態が悪化しそうな雲行きだ。 かつて「買い物天国」として知られた香港は、急速にその魅力を失いつつある。政府データによると、6月の小売売上高は前年同月比9.7%減の299億香港ドル(38億3000万米ドル)となり、4カ月連続で減少した。これに対して中国本土の小売売上高は6月に前年同月比2%増えた。