![自動車軽量化の切り札、マグネシウム部材最前線](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/cb880dfe5cbbc919dac7d0bf0a34905a2c3084d6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fbusiness.nikkei.com%2Fatcl%2Freport%2F15%2F226265%2F112500076%2Ffb.jpg)
一方、シリコンの太陽電池には弱点がある。シリコン自体の重さや屋外で耐久性を持たせるための強化ガラスによって、必然的に重くなる。パネルの重量は1平方メートル当たり10~20kgだ。容易に曲げられないのも難点。その結果、設置できる場所が限られる。 こうした問題を克服すべく、新たな太陽電池の開発競争が熱を帯び始めた。太陽電池が「曲げられる」ようになれば、自動車の窓などにも装着できる。さらに「畳める」太陽電池が実現すれば、衣服やカーテンなど、これまで想像すらしなかった場所で発電できるようになる。身の回りのあらゆる「モノ」が電気を生み出せるようになるわけだ。 シリコンを「球状」に加工 どうすれば従来の太陽電池にない、柔軟性を獲得できるのか。産学官連携の技術支援を手掛ける福井県工業技術センターが、一つの答えを見いだした。シリコン製の太陽電池を糸状に加工した「太陽光発電糸」だ。 上の写真は太陽光発電糸を
楽しむコツは、疲労を防ぎ、いかに効率的に移動するか。上り坂(ヒルクライム)では、視線を真正面よりやや斜め下に落とし、後ろ脚で地面を押した際の反発力で重心を前に移動させるようなイメージで走る。着地した際に膝を曲げすぎると、伸ばした時に上方向へのムダな労力が加わり、疲れやすくなる。急勾配の坂は歩幅を狭めてテンポ良くピッチを刻み、なだらかな坂は歩幅を少し広げる。「背筋や臀部、大腿後部といった大きな筋群を使うのが、疲れにくく効率的な歩き方。胸を開くように意識すれば骨盤が前傾し、大きな筋群を使いやすくなる」(小川氏)。トレランの場合、全コースを走り切る必要はない。ランの中に「歩き」を上手に入れることも大切だ。 続きを読む 下り坂(ダウンヒル)は、恐怖心から猫背になりがち。腰が引けて後傾姿勢になると滑って尻もちをつきやすくなり、大腿前部にも負担がかかって疲れが増す。ポイントは、顔を上げて胸を開くこと。
日本の大手企業の多くは現在、既存の主力事業の活性化に苦しんでいる。何十年も前の科学技術を基に既存の主力事業を展開し、そして改良技術をつぎ込むことで主力事業を延命させている企業が多い。このため、大手企業が新規事業起こしをする有力な手段の1つとして、ベンチャー企業と提携したり、買収したりすることに注目が集まっている。中でも、有力な研究大学の研究成果を基に創業した大学発ベンチャー企業は注目の的である。特に、最近はAI(人工知能)系の事業を進めている大学発ベンチャー企業は各方面から注目を集めている。 こうした大学発ベンチャー企業による新産業活性化を強力に進めようとする現政府の施策によって、日本を代表する研究大学である東京大学、京都大学、大阪大学、東北大学の4国立大学はそれぞれ傘下に子会社としてベンチャーキャピタルを設立。大学発ベンチャー企業の育成を手がけ始めている(「本格化する大学発VCの投資活動
冒険のための7つのテーマ SWRは東京ドームと同じくらいの敷地に天井高のある4階建ての建物だ。開放感のある施設のなかで、250人ほどの研究者は次の7つの研究テーマに取り組んでいる。 ・自然の恵みが秘めた力を見つけ出す。 農作物などに含まれる天然成分、微生物の研究。 ・自然の恵みを未来につなぐ。 水をはじめとする自然の恵みを永続的に利用するためのしくみを構想する。 ・食と体の関わりを解き明かす。 新たな可能性を持つ素材や成分を見つける。 ・生きものの可能性をひろげる。 微生物、植物の働きを見極め、潜在的な能力を引き出し、新たな価値を創造する。 ・素材の効果を裏づける。 新たな素材を評価、試験するためのアプローチや分析技術を探求、最適な手法を用いる。 ・素材の魅力を引き出す。 素材に秘められた味や香り、効能をより多く引き出す条件、配合、技術を探求する。 ・新しいつくり方を生み出す。 省資源、省
お笑い芸人であり、絵本作家のキングコング西野亮廣氏。現在、西野氏はクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で自身の絵本「えんとつ町のプペル」の個展を開催するための資金を募集した。目標金額は当初180万円を設定していたが、結局は6257人から4637万3152円を調達することに成功した。 西野氏がクラウドファンディングで資金を集めたのは今回が初めてではない。米ニューヨークの個展開催時や、絵本「えんとつ町のプペル」の制作費用でもクラウドファンディングを活用しており、どのプロジェクトにおいても目標で設定した金額以上の資金調達に成功している。 『えんとつ町のプペル』の売れ行きもすさまじい。発売から6日経った10月26日時点でもAmazonの書籍全体で1位をキープし続けている。既に増刷も決定しており、絵本として記録的な売り上げになるのは必至だ。 だが、西野氏にはもう一つの顔がある。発言や行動
「走りながら考える」の連載でお馴染み、モータージャーナリスト、藤野太一さんがポルシェの秘密に迫る短期連載シリーズ。前回(こちら)の、新型パナメーラの開発責任者、ゲルノート・ドエナー氏へのインタビューに続いて、今回は、現在のポルシェモデル全体のダイナミクス性能を統括する、トーマス・モーリク氏に話を聞く。 モーリク氏はフェラーリのF1チームで10年間、車両のセットアップやタイヤの開発を担当、その後アウディスポーツにてDTM(ドイツツーリングカー選手権)をはじめとするモータースポーツ担当を歴任したのちポルシェへとやってきた、クルマの運動性能に関するスペシャリストだ。 トーマス・モーリク氏 Dr.Thomas Maulick , Director Vehicle Dynamics and Performance フェラーリで10年間F1に従事し、その後、2年間アウディスポーツでDTM(ドイツツーリ
数か月前、トヨタのスポーツカー「86」のマイナーチェンジ試乗会が実施されたときのことだ。86のチーフエンジニアであり、現在はスポーツ車両統括部部長として今後BMWとの協業で登場すると噂される新型スープラなどトヨタのスポーツカー全体をみている多田哲哉氏の囲み取材がおこなわれた。その際にある新聞記者が多田氏に「個人的に好きなスポーツカーメーカーはあるか」と尋ねた。 多田氏は間髪入れず以下のように答えた。 「86以外のスポーツカーを買うとすればポルシェしかないです。もちろんフェラーリをはじめ、それぞれにいいと思うスポーツカーはありますが、エンジニアの目で見て、ポルシェは工業製品としては圧倒的だと思います。我々の目から見て『こんなことまでやってどうするんだ』というところまで手を入れている。その時は意図がわからないわけです。それが数年経つと『だからこうしていたのか』と気づく。それは911だけじゃなく
4月に発生した熊本地震では、従来の地震対策の想定が覆される事態が起きた。日本での観測史上初めて、同一の地震活動で震度7を2度観測したのだ。人命と建物に甚大な被害が出たことを受け、耐震基準の見直しが必要との指摘も専門家らから出始めた。 被害をもたらすのは、強烈な揺れだけではない。近い将来に発生する可能性がある南海トラフ地震では、数秒から十数秒の周期で大きく揺れ、特にビルの上層階を大きく振動させる「長周期地震動」への対策が急務だ。 長周期地震動では特に高層ビルでの被害が予想されるため、大手ゼネコンが相次いで新技術を導入している。従来の想定を超えた揺れをどのように制御するのか。順に見ていこう。 東京都新宿区にそびえる超高層ビル「新宿三井ビルディング」。三井不動産が運営するビルの屋上に昨年、巨大な重りが設置された。鹿島製の「D3SKY(ディースカイ)」。振り子式の重りを使って建物の被害を軽減する、
(前編はこちら→「ル・マン敗北、豊田章男社長の言葉の意味」) 編集Y:すみません、素朴な疑問なのですが、トヨタは2014年にはWECのドライバーとマニュファクチャラーのダブルタイトルを取っていますよね。それでもやはり、ル・マンは勝たなきゃいけないものなんですか? 極論すれば、「シリーズタイトルよりもル・マンのほうが価値がある」ということでしょうか。 村田:うーん、レースって色々な形がありまして、WECは基本が6時間のレースなんです。1時間のレースであれば、実力がなくても“まぐれ”で勝つこともある。でも、6時間になるだけで相当難易度が上がります。ドライバーもマシンもサポートも「予期せぬトラブル」に振り回される。そして24時間はその4倍ですから。 とにかく色んなことが起こって、それを切り抜けて、切り抜けて、切り抜けて、ゴールに持ち込むのがル・マンなんです。23時間57分の時点でトップを走ってい
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