7月4日午前9時39分頃(日本時間)、北朝鮮は朝鮮半島西部の平安北道(ピョンアンブクト)・亀城(クソン)から新型大陸間弾道ミサイル「火星14号」を発射した。同ミサイルは、朝鮮半島北部を東に横切り、高度2802kmまで上昇した後に落下し、発射地点から930km離れた日本海の日本の排他的経済水域(EEZ)に着弾した。 今年5月14日に発射された「火星12号」ミサイルは、高度2111.5kmまで上昇し、発射地点から787km離れた日本海の公海上に落下した。火星12号の射程は4000kmと推定されたが、より高い高度に到達した今回の火星14号は射程5600~7000kmと推定されている。グアム、ハワイはもちろんのこと、アラスカをも射程に収める能力があるということだ。 今回の発射で、米国は一度「より射程の短い中距離弾道ミサイル(IRBM)だ」だとコメントしたが、7月5日ににティラーソン米国務長官がIC
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