アメリカの雑誌市場も、日本ほどひどくはないが、じり貧が続いている。 米AAM(The Alliance for Audited Media)がこのほど、昨年(2013年)下半期における主要コンシューマー雑誌の販売部数を公表した。調査対象となった386誌(タイトル)の総購読数は前年同期比1.7%減と、やはりマイナス成長となった。アメリカの雑誌市場の特徴は、定期購読の割合が高いことだが、その定期購読数(paid subscriptions)が同1.2%減と下げ止まらない。さらに、ニューススタンドや書店で売られる一部売り(single-copy sales)総数は同11.1%減と大きく落ち込んだ。一部売り部数は、定期購読数に比べると少ないが、単価が高いため販売売上高の底上げにも欠かせない。特に女性向けファッション誌のように都会派雑誌では、話題のセレブを表紙に登場させたりして一部売り販売に力を入れ