印刷 自民党の谷垣禎一総裁は13日の記者会見で、衆院の選挙制度改革について「中選挙区制にもう一回光を当てる必要がある」と述べ、中選挙区制の復活も視野に入れるべきだとの見解を示した。自民党は今年5月、小選挙区比例代表並立制を維持し、小選挙区を5、比例代表を30削減する改革案をまとめている。一方、細田博之・党政治制度改革実行本部長は13日、一票の格差の是正問題で「違憲状態を解消する小選挙区のあり方について、民主と自民の隔たりは大きくなく、必ず調整できる」と記者団に語った。 関連記事「格差是正、定数削減に全力を」首相、民主幹部に指示(10/7)「衆院選挙制度改革、臨時国会で結論を」自民・谷垣総裁(10/2)衆院選挙制度 民主の改革案は二つ 次回までの是正困難(9/30)「衆院の定数、35議席減」 自民が選挙制度改革案(5/13)