気仙沼5地区、集団移転へ 復興整備協、区画整理事業を了承 宮城県気仙沼、東松島両市の復興整備協議会が22日、県庁であり、気仙沼市で初となる防災集団移転促進事業と、東松島市の土地区画整理事業を盛り込んだ復興整備計画をそれぞれ了承した。両市は今月下旬に計画を公表し、正式決定する。 気仙沼市によると、集団移転事業を進めるのは大沢(52戸、229人)、舞根2(31戸、89人)、階上長磯浜(78戸、254人)、登米沢(5戸、18人)、小泉町(95戸、346人)の5地区。2012~15年度に事業を行う。総事業費は83億5200万円。 同市は5地区を含む計34地区の約700戸で集団移転の協議を行っているが、中心市街地の集団移転に向けた動きは遅れているという。 協議会に出席した大江真弘副市長は「市内全地区の計画がいつ決まるか、見通しを示す段階にない。拙速にせず、着実に進めたい」と強調した。 東松島