野田第3次改造内閣がスタートした。野田佳彦氏首相は低迷する支持率を回復させるため、注目度抜群の田中真紀子文科相ら新閣僚10人を抜擢。一方、自民党の安倍晋三総裁は先週末、政権奪還に向けた党執行部人事を行った。大阪市の橋下徹市長率いる「日本維新の会(維新)」の勢いにかげりが見える中、いま衆院選があればどうなるのか。政治評論家の小林吉弥氏による政党別獲得議席予測では、自民党が219議席を獲得し、民主党は130議席まで下落、維新は52議席にとどまるという。 選挙情勢分析では定評がある小林氏による議席予測は別表の通り。約2カ月前の同様予測に比べ、維新の獲得議席がほぼ半減した。 小林氏は「維新が先月9日、合流する国会議員を選別するために開いた公開討論会が大きな転換点となった。まったく討論になっていないうえ、参加した国会議員に熱意が感じられなかった。有権者には茶番劇、三文芝居的に受け取られ、維新への