画像説明, 遺体の組織を標本にしたたくさんのスライドはひとつの棺にまとめて納められ、埋葬された(13日、ベルリン・ドロテーンシュタット墓地) ナチス・ドイツが処刑した184人の遺体から解剖医が保存していた300以上の組織標本が13日、ベルリンのドロテーンシュタット墓地に埋葬された。同墓地は、ナチス・ドイツの被害者慰霊碑の近くにある。 ベルリンにあるシャリテ大学病院の解剖学教授だったヘルマン・シュティーフェ医師は、1952年に死亡した。遺産相続人は2016年になって、医師が300以上の組織標本を保存していたことを発見。調査の末、それが政治的抵抗などの理由でナチス・ドイツに処刑された184人の遺体の一部で、その多くが女性だったことが明らかになった。