3月17日に Erlang/OTP の次期バージョン R13A がリリースされた。これはβリリースであり、正式版となる R13B は4月29日にリリースされるとのこと。 このリリースのハイライトとして、トップページでは以下の内容が紹介されている: SMP/マルチコア環境における大幅なパフォーマンス改善 Unicode サポートの追加 WxErlang(GUIライブラリ WxWidgets に対するバインディング)の追加 リリース管理ツール RelTools の追加 マルチバイト圏の人間としては、何と言っても Unicode サポートの追加が嬉しい。仕様は EEP10 に基づいているとのことなので、一通り目を通してみた。 Erlang/OTP R13A の Unicode サポート Erlang において「文字列」を表現するには、リストによる方法とバイナリによる方法の二通りがあるが、R13A