ネットにつながる家電など「IoT」機器を経由した新手のサイバー攻撃に悪用される恐れがあるとして、パソコン周辺機器メーカーのプリンストン(東京)は20日までに、同社の無線LAN製品の出荷を停止した。21日午後にも発表する。 出荷を停止したのは「ワイヤレスモバイルストレージ デジ蔵」。有線LANを無線で使えるようにしたり、スマホのデータを保存できたりする機能がある。2014年4月に発売され、国内全体で約1万5千台出荷されているという。出荷済み製品の利用者に対しては、感染を防ぐ修正プログラムを配布するまでネットに直接つながないよう呼びかける。 サイバーセキュリティーに詳しい横浜国立大大学院の吉岡克成准教授らの調査で判明し、朝日新聞社を通じて同社に調査結果を伝えたところ、同社でも感染リスクを確認したという。 新手の攻撃は、パソコンなどに…