サイズが合わなくなり、使わなくなった子ども用サッカーシューズを途上国に贈る佐賀県発のプロジェクトが全国に広がっている。発案者はサッカーJ1サガン鳥栖の元社長牛島洋太郎さん(76)=基山町=。県内をはじめ、全国のサッカーチームから集まったシューズを特殊なコーティング技術で“再生”、草履やはだしでボールを追う子どもたちに送り届けている。 「子どもの成長が早くて、すぐに買い換えないといけない」。牛島さんは社長時代、少年サッカーチームの保護者と話すうち、十分使えるのに家に眠ったままのシューズがたくさんあることを知った。 途上国には高額のためシューズを買えず、砂利や石の上を草履やはだしで練習している子どもも多い。愛着のあるシューズの「第二の活躍の場」が提供できれば、日本の子どもたちにも喜んでもらえるのでは-。そう思い立ち、昨年6月から活動を始めた。 集まったシューズは、牛島さんと交流のある福岡県の業