中田浩二に小笠原満男……百戦錬磨の鹿島には、「N-BOX」で黄金期を迎えた磐田も苦しめられた歴史がある。 大一番での鹿島に対して、どう戦っていけばいいのか。僕もジュビロ時代に何度も味わってきたけど、本当に難しいんですよね。今回の浦和と鹿島のチャンピオンシップ、当時の僕らが“対・鹿島”で感じていたことを思い出しつつ、第2戦を振り返っていきますね。 言うまでもなく、チャンピオンシップの状況的には第1戦を1-0で勝った浦和の方が有利だったはず。鹿島としてみれば初戦を0-1で落として、なおかつ第2戦では前半7分に興梠に先制点を許した。 正直に言えば、失点シーンの連係面も含めて試合の入り方は良くなかった。ただ試合中に修正しつつ、相手のスキをついて数少ないチャンスを生かしきる辺りは鹿島らしかったなという感じですよね。 鹿島は「2点取って勝てばいい」と割り切っていた。 今回のCSでは準決勝で川崎、決勝で