Jリーグは16日、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場するクラブを財政面などで支える「ACLクラブサポートプロジェクト」を、日本サッカー協会と合同で2009年以来4年ぶりに実施することを明らかにした。低迷が続く日本勢のアジア王座奪回に向け、支援態勢を強化する。 Jリーグは昨季まで、ACL準々決勝以降に進んだクラブにアウェー戦の遠征費を補助していたが、今年は1次リーグからの全試合に対象を拡大。また、一部の試合で職員を派遣して行っていた情報収集を、敵地の全試合に拡大する。 日本勢は08年のG大阪以降ACL優勝から遠ざかっており、昨季は全4チームが決勝トーナメント1回戦までに敗退した。Jリーグの大東和美チェアマンは16日、今季出場する広島、仙台、浦和、柏の社長らとの会合で危機感を表明し、「全面的にバックアップするので、ベスト4を独占するくらいの意気込みで戦ってほしい」と奮起を促した。