広告ブロック対抗サービスを展開しているアイルランドのPageFairは、同社のサービスが一時的にハッキングされ、Webサイト経由でユーザーにマルウェアをダウンロードさせていたことが分かったと発表した。英経済誌Economistは、この間にeconomist.comを閲覧したユーザーがマルウェアに感染した可能性があるとして注意を促した。 PageFairの発表によると、ハッキングは10月31日深夜(グリニッジ標準時)から83分間にわたって発生。PageFairの分析サービスを利用しているWebサイトに悪質なJavaScriptが仕込まれ、一部のユーザーに実行可能ファイルをダウンロードさせていたという。 攻撃者はPageFairを標的として非常に巧妙な手口のスピアフィッシング攻撃を仕掛け、重要な電子メールアカウントへのアクセスを確立し、パスワードをリセットして、同社が使っているContent