神も人類が作り出したフィクションとすれば、人類に罰を与える神の誕生はいつだったのか。有史以前から人類が信仰心を持っていたことは考古学的な史料から明らかだが、人類は神による懲罰により集団をまとめていくための道徳的規範を作ったという仮説がある。つまり、神が最初で大規模集団が後ということだが、今回その仮説を覆す論文が出た。 世界の道徳的懲罰神を調査分析 悪いことをすると地獄に墜ちる、嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる──小さい子はよくこう脅かされるが、宗教的な懲罰が人類集団をまとめているのか、それとも人類集団が成立してから懲罰神信仰が生まれたのかは、人類学者や宗教学者の間で長く議論されてきた。 今回、日本の慶應大学や英国のオックスフォード大学などの研究グループが、人類史1万年の記録(ビッグデータ)をデータベース化して人類がどうやって大集団の複雑な社会を作り上げることができたのかを解析し、その結果を英
【マドリードAFP=時事】スペイン国立研究協議会の考古学チームは10日、2056年前に古代ローマの独裁官カエサル(シーザー)が暗殺された正確な位置を特定したと発表した。 同チームによると、ローマ中心部のトッレ・アルジェンティーナ広場で、幅3メートル、高さ2メートルの構造物を発掘。これは紀元前44年のカエサルの死後、養子で後継者となったアウグストゥスが暗殺地点に建てさせたもので、「この発見により、カエサルが元老院を主宰中に議事堂で刺されたことが確認された」としている。 研究チームは遺跡と古代文献を照らし合わせて結論を導いたとしているが、カエサルがその場で即死したのか、別の場所に運ばれて死亡したのかは分からないという。
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