がっつり古地図/絵地図を取り扱っていた前職から、細々と余暇でやってる現在まで、3年間古地図/絵地図を扱う技術に取り組んできましたが、独自技術から汎用技術までいろいろ扱ううち、古地図/絵地図をデジタル地図として扱う際には、同時には2つまでしか満たせない選択し得る3つの要素があるな、という事を感じてます。 すなわち、以下の3要素です*1。 地図を歪ませるか、歪ませないか 位置を合わせるために元地図の形をぐにゃりとひしゃげさせたりするかしないか、という選択要素です。 ひしゃげさせれば位置を合わせるのは簡単になりますが、元地図の美術的な価値や味は毀損されます。 位置を正しく対応づけるか、対応づけないか 地図上の個々の点において、正しい(と目される)地理的位置に対応付けるか付けないかです。 先の歪みとは逆に、対応づけない事によって元地図の美術的価値を維持する事は簡単になりますが、一方で位置の対応は「