【ソチ=佐々木正明】フィギュアスケート男子で唯一のロシア代表として出場していたエフゲニー・プルシェンコ(31)がショートプログラムで故障を理由に演技を行わず棄権したことについて、ロシアの極右政党、自由民主党のジリノフスキー党首は14日、「ソチは障害を負った人の場所ではない。五輪は、最も強くて健康的な選手が出場する大会だ」と痛烈に批判、若い選手にチャンスを与えるべきとして、3回以上の五輪出場を禁止する法律の修正案を出すとの意向を明らかにした。 ジリノフスキー党首は当初から、昨年末の露選手権で優勝した18歳のマキシム・コフトゥンを出場させるべきと主張。プルシェンコを選んだ露フィギュアスケート連盟に責任があるとして、会長の辞任を要求するとも述べた。