大阪市の橋下徹市長は20日、民放のテレビ番組に出演し、教育委員を選挙で選ぶことについての意見を問われ、「財源の確保まで責任を負ってやってくれる教育委員が誕生するなら、直接の選挙もありだ」と述べた。 橋下市長は「市長や知事が選挙で選ばれて、教育委員も選ばれるとなると対立が生じる」と、現時点での導入には否定的な見解を示した上で、「大変な労力がいるが、財源の確保まで責任をもった公選職の教育委員だったら大賛成だ」と発言した。 また学校行事の際、教職員に国歌の起立斉唱を義務付けた大阪府、大阪市の条例にからみ、高校の卒業式で国歌斉唱時に手を前に組んだり、マスクをつけたりした教員がいたとして「国際社会においてそれは非礼。当たり前のルールを教育現場でやらないと、子供たちのためにならない」と批判した。