原子炉建屋内の状態 明らかに 4月18日 19時45分 東京電力福島第一原子力発電所の事故で、冷却用の重要な機器が集まっている原子炉建屋の中の状態が、無人ロボットを使った調査で、事故後、初めて明らかになりました。17日に公表された工程表に沿って事故を収束させるためには、原子炉建屋内部での作業が不可欠で、東京電力はロボットによる建屋内の調査を急ぐことにしています。 ロボットによる調査は、福島第一原発の1号機から3号機で事故のあと原子炉建屋周辺の放射線量が高く、作業員が近づけない状態が続いていたことから、内部の状態を把握する目的で、17日と18日に行われました。事故後、原子炉建屋の内部の状態が明らかになるのは初めてで、建物内部の放射線量や温度などのデータが公表されました。東京電力によりますと、このうち1号機では、17日午後4時40分ごろから50分ほど調査が行われ、1階北側の2重扉から中に入り、