21日午前8時半頃、川崎市高津区溝口のJR武蔵溝ノ口駅南口で、上りエスカレーターに乗っていた同区の会社員女性(55)が、手すりのベルトに左手を巻き込まれ、中指と薬指を切断する重傷を負った。 神奈川県警高津署によると、女性が左手で手すりを握ってエスカレーターで上り始めたところ、はめていた手袋ごとベルトの下に巻き込まれた。指は2本とも先の部分が切断された。同署が事故原因を調べている。 管理者の市道路施設課によると、手すりは、ステンレス製のレールの上をウレタン製のベルトが覆っており、その間に2ミリ前後の隙間がある。同課は「女性の手袋の先が隙間に挟まった可能性がある」としている。業務委託先の設備管理会社が19日に行った定期点検では異常はなかったという。