2009年2月に2TBモデルの3.5インチHDDが国内で販売開始されて以来、HDDの最大容量は更新されていませんが、HDDの記録容量を増やす「次世代記録技術」の研究について、HDDメーカー大手の日立やSeagateなどが大々的に提携することが明らかになりました。 このような提携が行われることは異例とされていますが、提携により研究が進むことで、より大容量のHDDへの糸口が見えてくるのかもしれません。 詳細は以下から。 日立などHDD上位3社、次世代記録技術で提携:日刊工業新聞 日刊工業新聞社の報道によると、世界シェア上位のHDDメーカー、日立グローバルストレージテクノロジーズ(HGST)とSeagate、Western Digitalの3社が次世代記録技術の研究開発で提携するそうです。 従来のHDDは記録密度を高めていけばいくほど、データを安定して保存できなくなる「熱ゆらぎ」という問題に直面
SeagateのMomentus XTシリーズは、2.5インチHDDに4GBのSLCフラッシュを搭載した"ハイブリッドHDD"です。このシリーズについてのベンチマークや実環境でのパフォーマンスについては、既に多数のレビューが存在します。とりあえず列挙すると、AnandTech, Tom's Hardware, Tech Report, HDD・SSDとの比較動画といったところです。特に最後の動画で分かるように、OSやアプリケーションの起動時間について、Momentus XTはSSDには劣るもののHDDよりかなり高速になるようです。 しかし、これらのレビューでは、"ハイブリッド"によりどれだけ高速化されるのか、明白なベンチマークスコアは提示されていません。やはり、MB/sで性能表記ができないとなんとなく落ち着きませんよね。(←僕だけ?) というわけで、本日の記事では、"ハイブリッド"による高
ディレクトリベースのコヒーレンス機構 これまで述べたスヌープを使用するキャッシュコヒーレンス機構は、各プロセサが他の全プロセサにスヌープを送る。したがって、各プロセサが受け取って処理をする必要があるスヌープの回数は、システムに含まれるプロセサ(正確には、コヒーレンスを維持するキャッシュの単位であり、チップ内の全コアに共通のInclusionの3次キャッシュを持つ場合は、チップ上のコア数とは無関係にチップ数であるが、一方、Non Inclusion Cacheの場合は、チップ内の各コアのキャッシュもスヌープする必要があり形態によって異なる)に比例して増加する。結果として、コモンバスの場合は、バスを通過する要求や応答の数はプロセサ数の2乗に比例して増加する。 このため、1つのコモンバスで接続できるプロセサ数は、実用的には4個程度が上限である。コモンバスでなく、アドレスバスのインタリーブやデュプ
●電力効率の面で優れるSMT Intelは来週、上海で開催する技術カンファレンス「Intel Developer Forum(IDF)」で、次期CPU「Nehalem(ネハーレン)」のマイクロアーキテクチャの概要を明らかにする見込みだ。Nehalemについては、前回のIDFで、CPUコア以外のインターフェイス回りと命令セットについてはある程度明らかにされた。しかし、CPUコア自体の拡張については、Intelは秘したままだった。今回のIDFでは、いよいよNehalemの内面が公開される。そのIDFに先立って、IntelはNehalemの概要の大まかな概要などを明らかにした。 Nehalemマイクロアーキテクチャのハイライトは、CPUコアにHyper-Threadingと同じSMT(Simultaneous Multithreading)技術を実装したことだ。Nehalemでは、各CPUコアが
The document summarizes the 8th USENIX Conference on File and Storage Technologies (FAST '10) that took place from February 23-26, 2010. Some of the key highlights included tutorials on solid-state storage technologies and storage deduplication. Keynote speeches focused on technology for developing regions and enterprise analytics. Best paper awards were given for papers on providing the right fil
2. 基本情報 • 8th USENIX File System and Storage Technology – 2010/Feb/22-26, サンノゼ – Submit 89, Accept 21 – 参加者 400人ぐらい。企業が多い。FaceBookがスポンサー • Best Papers are • "quFiles: The Right File at the Right Time " • "Membrane: Operating System Support for Restartable File Systems" • Keynote Address – Technology for Developing Regions • Eric Brewer, University of California, Berkeley – Agile Enterprise Analyti
手元のPCの現在のパーティションテーブルについてのメモ。 Linuxに依存しているわけではないが、このPCはLinuxしか入れていないのでここに書く。 このパーティションはcfdiskで作ったもの、だと思う。 [編集]fdisk # fdiskで見てみる。 # fdisk -l /dev/hda Disk /dev/hda: 40.0 GB, 40007761920 bytes 16 heads, 63 sectors/track, 77520 cylinders Units = cylinders of 1008 * 512 = 516096 bytes Device Boot Start End Blocks Id System /dev/hda1 * 1 194 97744+ 83 Linux /dev/hda2 1985 3968 999936 82 Linux swap /dev
IDE HDDには、504Mバイト(512×1024×16×63 = 528,482,304バイト)を超える容量が認識されないという問題があった。これは「504MBの壁」といわれ、1993年頃までに発売されたPCではこの問題がある。HDD側のパラメータとPC/ATのBIOS (INT 13H API) のパラメータのミスマッチに起因する。ただし、504MBの壁は、あくまでIDE HDDとPCのBIOSの組み合わせにより生じる問題であり、HDD側ではもっと大きな容量(理論上の最大値は128GB)のアドレッシングが可能である。すなわち、一般には「504MBを境にEIDE HDDとIDE HDDが分かれる」と思われている場合があるが、実はHDD側にはそのような区別はない。 EIDE (Enhanced IDE) とは、一般にIDE HDDの504MBの壁を超えるための規格として認識されているが、
HDDの買い替えを奨める2つの理由 では次にHDDの“今どき”はどうなっているのだろうか? 今ショップへ行くと1台で1TB、すなわち1000GBモデルが普通に売られている。500GBモデルに至っては1万円以下で買えてしまう。メモリー搭載量のスタンダードも数年前から較べると増えているが、HDD容量のインフレ具合に較べればまだまだカワイイものだ。 容量がバカみたいに増えた一方で、HDDの規格はそれほど進化していない。せいぜいIDE(パラレルATA)がSerial ATA IIに置換されてはいるものの、依然として両方の規格の製品が供給されている(ただしIDE版は確実に縮小傾向にある)。このため、HDDは比較的使い回しのしやすいパーツになっている……のだが、CPUと一緒に最新チップセットを使ったマザーに交換してしまうなら、HDDもついでに交換してしまった方がよいのだ。また、買い替えを奨める理由はほ
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