新型コロナ禍が始まった頃に設けられた「スローストリート」がベイエリアから姿を消そうとしている。 スローストリートは、新型コロナ禍で自宅で過ごすようになって、散歩したり、子供が安全に外で遊べるように、住宅街、商店街や繁華街の生活道路を歩行者優先に切り替えたものだ。店内での飲食が制限されていた時期には、一区画を閉鎖して歩道や駐車場にテーブルを置いて飲食店が外でサービスを提供できるようにした繁華街もあった。 スローストリートは暮らしと道路利用の関係を考え直すきっかけに オミクロン株でカリフォルニア州は1日の新規感染者数が過去最多を記録したが、以前の感染拡大の波と違うのは日常の維持に軸足が置かれたこと。1年前にはオンライン授業だった子供達が今は登校しており、放課後の習い事やスポーツも再開している。車で移動する日常が戻ってきて、スローストリートは役目を終えたと言える。サンフランシスコ市は緊急事態宣言