はじめに Rには、“ggplot2”というライブラリがある。このライブラリを使うと、デフォルトの作図コマンドよりも効率的に作図ができ、しかも分かりやすくて美しい図を描くことができる。美しい図といってもピンと来ないかもしれないが、百聞は一見にしかず、下の2つの図を比べてもらいたい。1つ目の白い背景の図がRのデフォルトの作図コマンドで作成された散布図である。2つ目の灰色の背景の図が“ggplot2”を使った散布図である。 Rのデフォルトの作図機能を使った場合の散布図の例 “ggplot2”を使った場合の散布図の例 以下では、“ggplot2”のコンセプトと簡単な作例を紹介したいと思う。最初は抽象的な話をする。このため、最初から読んで分かりづらかったら、後の方の作例を先に見た方が理解が早いかもしれない。 “ggplot2”のコンセプト “ggplot2”は、どのように作図を行っているのであろうか
![Rのグラフィック作成パッケージ“ggplot2”について|Colorless Green Ideas](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9510a871ad95afe1efe136bc6a7b1f2a54e897f6/height=288;version=1;width=512/http%3A%2F%2Fid.fnshr.info%2Fwp-content%2Fuploads%2Fsites%2F2%2F2011%2F10%2Fr_ggplot2_concept_trans.png)