式典に祝賀会、記念品や記念誌の作成など、かなり手間をかけている学校も多い(ペイレスイメージズ/アフロ) 小中学校などで行われる「周年行事」というイベントをご存じだろうか。PTA役員はこの「祝賀会」の準備を担当し、仕事がかなり増えるため、役員を増員して臨むことすらある。 労力のかかる行事として知られるが、なぜ変わらないのか? 取材した。 祝賀会をPTA役員が担当 今年も「周年行事」の季節が近づいてきた。聞き慣れない人が多いかもしれない。周年行事というのは、学校創立20周年、60周年など、10年ごとの“節目”に行われるお祝いのイベントだ。式典は10~11月の土曜か日曜に開催されることが多い。 小学校でよく聞くのは、子どもたちに祝い菓子や記念品、記念誌などを配り、体育館に大人たちが集まって式典や祝賀会(飲食を伴う)を行う、といった内容だ。理由はわからないが、周年行事の記念品は「校庭に並んだ子ども