中国のISPや通信キャリアには実名でしか加入できなくなり、プロバイダーは違法な書き込みの削除・当局への通報が義務付けられる。 中国の全国人民代表大会常務委員会は12月28日(現地時間)、“オンライン上の個人情報および公共の利益の保全を強化する”規定を可決したと、中国国営通信社である新華通信社が報じた。この規定は法律と同じ効力を持つ。 これにより、中国でISPや通信キャリアのサービスに加入するには、個人識別情報を提示した上で実名で登録することが義務付けられる。 また、プロバイダーは、違法な情報の伝達を迅速に停止し、情報を保存・削除した上で当局に報告することが義務付けられる。 ネット上への投稿には従来通り偽名を使えるが、政府当局はこれまでよりも投稿主を容易に突き止められるようになる。
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