大阪市交通局は17日、市営地下鉄長堀鶴見緑地線で、電車の座席の背もたれに縫い針(長さ3・2センチ)が1本、刺さっているのを乗客が見つけたと発表した。 乗客にけがはなかったが、同市営地下鉄では、先月も御堂筋線や四つ橋線の車内で針が見つかっており、同局は注意を呼びかけている。 同局によると、同日午後1時55分頃、鶴見緑地発大正行き電車(4両)の3両目に乗っていたという女性客が「座席に刺さっていた」と、心斎橋駅(中央区)の駅長室に針を持参した。 5月28日に御堂筋線、同30日には四つ橋線でも、車両点検中に座席付近から針が各2本見つかっており、大阪府警が偽計業務妨害容疑などで調べている。同局は17日夜から改めて全1360両を点検。18日にも府警に被害届を出すという。