女性議員、チュニジアより少ない日本 安倍首相のスピーチを分析 故郷イエメンへの思い 日本における男女格差(ジェンダーギャップ)は、「世界経済フォーラム」の報告で144カ国中114位と低迷しています。そんな状況は、女性の権利が抑圧されていると言われる中東の国から、どう見えるのでしょう? イエメン出身のある女子留学生は、日本の現状に「どうしてあと少しのところができないのか、理解に苦しみます」と言います。日本の何が問題なのか。一緒に考えてみました。(朝日新聞記者・清宮涼) 女性議員、チュニジアより少ない日本 話を聞いたのは、筑波大学人文社会科学研究科博士課程のアルクバチ・マリアムさん(27)です。 ーー研究テーマについて教えてください。 「テーマは、『ジェンダーと政治』です。修士論文では、日本とチュニジアにおける女性政策を比較しました。アラブ諸国とアジアを比較した先行研究はほとんどありません」