記事画像性暴力を受けて妊娠し中絶を希望したら、医療機関から加害者の同意を求められる――。犯罪被害者を支援する弁護士らにより、人工妊娠中絶に関する衝撃の事実が明るみになった。 【関連記事:花嫁に水ぶっかけ、「きれいじゃねえ」と暴言…結婚式ぶち壊しの招待客に慰謝料請求したい!】 「犯罪被害者支援弁護士フォーラム」は6月26日、日本医師会に対し、適切な対応と実態調査をもとめる要望書を提出。これが報じられると、「なんで今まで同意が必要だったのか」「信じられない」とツイッターでも驚く声が相次いだ。 一体なぜ、このような運用になっていたのだろうか。 ●「中絶手術拒否」「適当に名前を書かせた」全国で確認 問題が発覚するきっかけとなったのは、西日本で警察が捜査をしている強制性交等被疑事件だった。 レイプで妊娠した被害者が、中絶手術を受ける際に病院から「子の父」の同意、つまり「加害者の同意」を要求された。し