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2023年2月12日のブックマーク (3件)

  • 遣新羅使歌を鑑賞する 麻里布の浦の歌八首 - 竹取翁と万葉集のお勉強

    楽しく自由に万葉集を楽しんでいるブログです。 初めてのお人でも、それなりのお人でも、楽しめると思います。 周防國の玖河郡の麻里布の浦を行きし時に作れる歌八首 可能性として天平四年七月上旬 大使は従五位下角朝臣家主 この麻里布の浦の歌八首と次の大嶋の鳴門の歌二首は、一組の歌群として考えるのが良いのかもしれません。「大嶋の鳴門」は、現在は周防大島と云われる屋代島筆崎と土の大畠との間の水道で、当時の瀬戸内海地廻り航路の最大の難所でした。現在の倉橋島である長門の津に停泊すると、必然に通過しなくてはいけません。遣新羅使船は大型の帆船ですから潮の流れと風向を見定めて、この「大嶋の鳴門」を通過します。この潮待ちや風待ちをしたのが「麻里布の浦」です。 当然、当時の風習で、交通の難所を通過する場合は、その土地を寿ぐ必要があります。麻里布の浦の歌八首は上陸をしての歌ではありませんから、沖合での潮待ちや風待ち

    遣新羅使歌を鑑賞する 麻里布の浦の歌八首 - 竹取翁と万葉集のお勉強
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  • 麻里布の浦

    麻里布の浦 山口県柳井市大畠神代 周防の国の玖河の郡の麻里布の浦を行く時に作る歌八首 真楫貫き 船し行かずは 見れど飽かぬ 麻里布の浦に 宿りせましを  巻15-3630 いつしかも 見むと思ひし 粟島を 外にや恋ひむ 行くよしをなみ  巻15-3631 大船の かし振り立てて 浜清き 麻里布の浦に 宿りかせまし  巻15-3632 粟島の 逢はじと思ふ 妹にあれや 安寐も寝ずて 我が恋ひわたる  巻15-3633 筑紫道の 可太の大島 しましくも 見ねば恋しき 妹を置きて来ぬ  巻15-3634 妹が家道 近くありせば 見れど飽かぬ 麻里布の浦を 見せましものを  巻15-3635 家人は 帰り早来と 伊波比島 斎ひ待つらむ 旅行く我れを  巻15-3636 草枕 旅行く人を 伊波比島 幾代経るまで 斎ひ来にけむ  巻15-3637 「麻里布」は、岩国市の東方といわれる。 ここ柳井市と岩