50万円が入った封筒が投げこまれていた下鴨中校門の新聞受け=京都市左京区下鴨泉川町 京都市左京区の市立下鴨中学校で今年9月、50万円が入った封筒が新聞受けに投げ込まれているのが見つかった。表には「寄付金」と書かれ、裏には「下鴨中の教育に役立ててください。某京都市民」とあった。警察に届けたが持ち主は現れず、25日に現金の所有権が移る。「思いがけないクリスマスプレゼント」をどう生かすのか、生徒たちがこれから考える。 9月19日朝。下鴨中に出勤した男性教諭が、新聞受けの封筒に気づいた。学校側は中に入っていた大金に驚き、連休明けの同24日に下鴨署へ「落とし物」として届け出た。 民法240条や遺失物法では、拾得物の落とし主が現れないまま届け出から3カ月が過ぎると、発見場所の「施設占有者」に所有権が移る。この50万円は下鴨中の敷地で見つかったため、所有するのは京都市になる。 京都市教委は「今回