首相の座を守ろうとする鳩山由紀夫首相と早期退陣を迫る小沢一郎幹事長――。普天間問題を機にわき起こった首相の進退問題は1日夜の段階では首相続投で決着するかに見えた。一夜にして首相退陣へ情勢が一変した理由は何か。転換点は小沢氏らとの会談後、首相が見せた軽はずみな親指のサインだった。1日、首相は小沢氏と輿石東参院議員会長との2度目の会談に臨んだが、首相は続投の意志を崩さなかった。会談は約30分。硬い
鳩山由紀夫首相は2日夜、自身の辞意表明について「国民が聞く耳を持たなくなってしまったとすれば、立ちゆかなくなる。やはり自分が身を引くことが結果として国益につながると判断した」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。 ぶら下がり取材の詳細は以下の通り。 −−いつ辞任を決意したか。また、昨年の民主党代表選で、それまでの政権が任期途中で投げ出したことを批判した。ご自身もわずか8カ月半と任期途中で辞任されるのは、政権の投げ出しではないか 「はい。本来、総理たる者、やはり任期を全うするべきだと。そのことによって国益が守られると、そのように信じておりましたし、今でもそれはそうだと思います。あの、日米、日中、日韓、それを考えればですね。あまり途中で投げ出すのはよろしくないと、そう思っておりました。ただ、国民のみなさんが鳩山政権に対して聞く耳を持たないと、聞く耳を持たなくなったとそのように言われました。
鳩山内閣は1日、「東アジア共同体」構想を進めるための具体策をまとめた。「アジア重視」を掲げる鳩山由紀夫首相肝いりの政策だったが、スローガンや既存の経済協力の延長策といった「寄せ集め」にとどまり、新味に乏しい内容となった。 平野博文官房長官が1日の記者会見で発表した。鳩山首相は政権交代前の昨年8月に公表した論文で、外交政策の柱として「東アジア共同体の創造」を提唱。軍事力増強や領土問題について「地域的統合を進める中でしか解決しない」と指摘し、「アジア共通通貨の実現」を掲げていた。 しかし、アジア共通通貨は「長期的に実現をめざす課題」(内閣官房)として、とりまとめには入らず、地域統合の足がかりになる新たな多国間協力の枠組みなどにも触れなかった。 一方で、当初は「米国外しではないか」との懸念があったため、米国への配慮を前面に押し出した。構想を進める「基本的考え方」の冒頭に「米国を含む関係国と
(6)にもどる 【憲法を含む安全保障体制】 −−首相の安全保障に関する考えを聞きたい。今回の普天間の基地問題については、基地の移転ということのみに議論が集中していた。負担軽減を今後図っていく。また、閣議決定にあるように在日米軍の整理・縮小を確実に履行していくためには日本の安全保障をどういう体制で行っていくのかという根本的な議論が避けられない。それとあわせて、憲法の問題にも触れざるを得ないと思う。首相は今年1月2日のラジオ番組で憲法を党内で議論してとおっしゃっていたが、政府で安全保障の議論をするのであれば、憲法を党内で議論することは確実性に結びつけていくのは難しいのではないか 「はい。あの、根本的な安全保障のお話をいただきました。まさに日本の安全保障をどうとらえるかということの先に普天間の問題がとらえられなければならないと思っています。その意味するところ、すなわち、私も先ほどのお話の最後にち
「こんな総理、かなわんわ…」。27日に東京都千代田区の都道府県会館で開催された全国知事会議に出席した石原慎太郎知事は、鳩山由紀夫首相の安全保障に関する認識にいらだちを隠さなかった。会議は、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設問題で、政府が沖縄の負担軽減策の柱とした訓練の全国分散移転をめぐって開かれたが、鳩山首相は予想に違わずほぼ四面楚歌(そか)だった。 石原知事をいらだたせたのは、意見交換の席上での鳩山首相の発言だった。 石原知事は尖閣諸島防衛での米国の消極性を例示。その上で「日本の領土を守らないなら、何のため沖縄に膨大な基地を構えるのか。抑止力を現政府がアメリカに問いたださない限り、訓練分散を論じる足場がない」と糾弾した。 また、「総理は外国人参政権の問題で、『日本列島は日本人のためだけのものではない』と述べたが衝撃だ」とも。 これに対し、鳩山首相は「日中の間で衝突があった
東京のとある大学で四年生をしている者ですが、すこしショッキングな出来事がありました。 学内で私は政治経済学部に在籍しており、どちらかというと経済より政治畑の老教授のゼミに在籍しております。 第一志望のゼミに落ちて拾って貰ったのですが、内容は充実しており、私はそれなりに満足していました。 話は遡って2009年11月のこと。 ゼミでの講義に一段落がつき、なんとなく緩んだ雰囲気になり ゼミ内のとある男子学生が、老教授にこんな話を振りました。 「先生、新しい内閣ってどんなもんですか?」 言うまでもなく、当時麻生さんから政権交代したばかりの鳩山内閣のことです。 学術的にまじめな返答を期待してでのものでなく、談笑の一部分として振られたものでしたが、 老教授はいつもは全くといっていいほど、時事関連の講談をしてくれないので、私は大きな関心を持って聞き耳を立てていました。 「麻生サンはねぇ……言っちゃなんだ
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題をめぐって9日、鳩山由紀夫首相が約束した「5月末決着」の先送りを容認する意見が、閣内から相次いだ。期限内決着が不可能な情勢を受け、首相の進退論や社民党の連立離脱問題が浮上するのを避けるのが狙いだ。 前原誠司・沖縄担当相は9日のフジテレビの番組で「5月31日ですべてが終わるかといえば、おそらくそうではない」と述べた。その後、記者団に、移設先とされる沖縄県名護市や鹿児島県・徳之島との交渉が6月以降も続く可能性について「必然的にそうならざるを得ないと思う」と表明。「決着」の意味は「できるだけ結論を得るように努力すること」と説明した。 枝野幸男・行政刷新相も9日、さいたま市内で記者団に「5月末を越えたからといって、努力と前進を放棄するのかという話だ」と述べ、鳩山首相が6月以降もこの問題に取り組むべきだとの考えを示した。 連立を組む社民党の福島瑞穂党
なぜこういうときだけ、正直にそういうことを公に喋っちゃうのか…。 【党首討論速報】鳩山首相「私は愚かかもしれない」 http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/100421/plc1004211559006-n1.htm 先週、何故だか安全保障の会合に顔を出して末席に座ってたら、「鳩山首相は首相としての地位に拘らなくなっている」(=辞任を考えている)という情報が普通に各国の機関で飛び交ってるようで、本来ならば国家の安定度に関わる重大問題にもかかわらず、みんな平気な顔をしておられました。日本に関わる人たちって、日本人か欧米人かを問わずもうこの辺の感覚が麻痺しちゃってるんだと思うんですよね。 だから、平然とこの問題を真正面から受け取った外字メディアも知日派も「鳩山、小沢ダブル辞任で衆参同時選挙観測」とか普通に打ち上げて誰もたしなめないという、完全に舐められ
鳩山由紀夫首相が29日夕、首相官邸で記者団に語った内容は、以下の通り。 ――よろしくお願いします。 「よろしく」 【普天間基地の移設問題】 ――米軍普天間飛行場の移設問題について、岡田外務大臣は対米交渉前に一つの案に絞り込む必要はないとの考えを示した。総理は「最終的には一つにまとめなければ交渉はうまくいかない」と述べていたが、政府案を3月中に一つにまとめる考えに変わりはないか。これは閣内不一致と呼ばれる現象ではないか。 「え(苦笑い)。そういうわけではありません。当然いろんな選択肢の中から当然最終的には一つにして交渉をまとめていくと、当たり前で最後に二つもある、三つもあるわけはありません。ただ当然のことながらいろいろとアメリカやあるいは日本の中でも、交渉をしていく中で当然、必ずしも表だけの交渉ではなくて意見のすり合わせというものを行う必要があると。その中でいくつかの案が最初はある
鳩山由紀夫首相は26日夕、首相官邸で記者会見し、「まずは閣内をまとめ上げ、党内の結束を高めていくことが大事だ」と述べ、内閣改造や党人事の可能性を否定した。首相は、内閣支持率急落について「深刻に受け止めるべきだと理解している」としながらも「進退は考えてない」と強調、参院選を見据えた政権運営に意欲を示した。だが、郵政改革法案などをめぐり閣内の足並みはなお乱れ、もはや閣内不一致どころか「閣分裂」の域に達している。(船津寛) 「政治主導というが、どうもいろいろと不統一があるんじゃないか。そんなおしかりもいただいている」 記者会見冒頭で首相が言及した通り、鳩山政権は26日も迷走を重ねた。 「もう一度、全閣僚で議論したらどうか」 26日朝、国会内で開かれた閣僚懇談会で、仙谷由人国家戦略担当相が郵政改革法案に異議を唱えた。亀井静香郵政改革・金融相はすかさず「幅広く議論するのは結構なことだ。ただ、政策決定
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